10月号
今年のプロ野球セ・リーグは、ミラクル逆転を夢見た巨人ファンを尻目に、星野仙一監督率いる中日ドラゴンズが堂々の優勝!まあ、子供の頃から巨人ファンの王様、「やっぱりダメだったか・・・」と落胆していましたが、「ドラゴンズ優勝の軌跡」「星野監督の人となり」をテレビの特集で見るにつけ、「こりゃ〜勝つべくして勝ったわ」と感服し、しまいにゃ〜、ホロリと涙が出るほどの優勝劇であったと感動している。

3年前、星野監督の奥様はガンで天に召された。「貴方の優勝胴上げを名古屋ドームで観たい」と言い残して・・・。奥様は、星野仙一という男を現役選手時代から影でしっかりと支え、夫を育てた中日ドラゴンズを、そして、名古屋をこよなく愛した女性だそうだ。しかし、その年のドラゴンズは最下位。星野監督の悔しさは、想像するにあまりあるものだったろう。そして、その悔しさをバネにチームを再建。結果、昨年2位、今年の優勝へと登りつめたのである。優勝を決め、胴上げされた星野監督のユニフォームのポケットには、奥様の写真が・・・。う〜ん、泣かせる!奥様共々、胴上げされたっちゅう訳やねぇ。

星野監督と言えば、すぐ頭に血がのぼる、ケンカっ早い、怠慢プレーをした選手への鉄拳制裁などが有名なのだが、その反面、実に愛情・信頼・思いやりのある人物だったのだ。優しくするのが照れ臭いっちゅう訳やねぇ。

しか〜し、ドラゴンズの選手達は、そんな監督の人間性をよく理解して、「今年こそ絶対に優勝するんだ!監督を胴上げするんだ!」と、精神的に強〜い状態を維持していたのです。う〜ん、どこかの優等生チームには、中々できない事だ。

チ−ム内で選手達を競争させ、結果を正しく評価する。相変わらず怠慢プレーにも厳しく、若い頃のような鉄拳制裁はなくなったものの、怠慢プレーをした選手には、すぐ代わりの選手が告げられた。しかし、そんな監督の厳しさも、チーム内の選手全員の気持ちが「優勝・勝利」というひとつの言葉に向っていれば、誰もが納得し、なにクソ俺も!と再びグラウンドに立つ為の努力練習をするのである。



とにもかくにも、練習するのはどのチームも同じだが、それに加えて、勝つことに対する執念、精神力、それを導き出したのが星野監督なのである。熱血監督・星野仙一は男やで(なぜか大阪弁!?)、王様は星野仙一に惚れた!!学校(学級)や家庭も、こんな人物を中心に、ひとつになれたらねぇ。何はともあれ、王監督率いる「ダイエー・ホークス」との日本シリーズが楽しみである。


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